38歳、乳がんと診断されました。
「がんと暮らす人のために」がん哲学の知恵
患者本人だけでなく、
患者さんのご家族、親しい人にもおすすめの本です。
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2014年春。38歳後半。
しこりに気付いた時には、まだ下の子におっぱいをあげていたので
一応、「授乳期の乳がん」ということになるのかな。
妊娠中は、そして産後も全く気がつきませんでした。
乳がん検診は一度も受けたことがありませんでした。
高齢出産ではありますが、乳腺炎などのトラブルも一切なく
身内に乳がんになった女性はいません。祖母も長生きでした。
(ただし、母親は胆管がんで52歳の若さで亡くなっています)
胸のしこり以外にも、脇の所に触れるしこりを見つけた時は
おそらく、これは転移しているのだろうな…と、頭が真っ白に。
確定診断を聞くまでは、脇の転移以外にも、骨や肺、
肝臓、卵巣…乳がんが遠隔転移していたら…?と考えてしまい、
本当に怖くなりました。毎日とても不安でした。
この気持ちは、なってみないと分からないと思う。
各種検査の結果、脇のリンパ節以外に目に見える転移は無く
かかりつけの婦人科でも検査を受けましたが、まず問題なさそう。
40歳以下、授乳期に発覚した乳がんであること。
腫瘍が一か所ではなく、脇にもしこりがあること。
子供たちがまだ小さく、しっかり治療する必要があること。
これらを踏まえると、抗がん剤治療は避けられない状況のよう。
今は遠隔転移は無い。
しかし、がん細胞は私の体内に確実に存在している。
主治医から示された治療計画は、
半年間の術前化学療法→腫瘍が縮小してきたら手術
そのあとは…あ、そんな先のことまでは聞かなかった(^_^;)
何かもう、今は長期的にものを考えられないというか
とりあえず目の前にある課題をどうするかでいっぱいいっぱい。
子供たちのこと、仕事のこと、家族のこと。
それから、お金のことも。
私だけの問題ではないので、色々考えなきゃいけない。
奇しくも、今年は母の十三回忌です。
母は乳がんではなく内臓のがんでしたが、
分かった時には「末期」と呼ばれる段階でした。
本人に病名や余命の告知などは一切されませんでした。
私が、自分自身にがんという病名を告知されたことには
もしかしたら、何か意味があるのかもしれません。
そういうことも、ぽちぽち考えながら生きてみたいと思います。
とりあえず今日はここまで。
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※高齢出産でなくても「乳がん」になる可能性はありますが、
初めての出産が35歳以上だった方は、乳がんの検診もぜひ
受けていただきたいなと思います。私のような例もあるので。
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