黒島
黒島豊年祭 2009 朝漕い・船漕ぎ勝負編
村対抗の船漕ぎ勝負で使われる爬竜(パーレー)船。
真っ黒なボディの先に目玉模様が描かれている。
毎年補強をしているうちに、船もだいぶ重くなったとか。
続きがあります。
朝漕い(アサクイ)が始まる前。海も空も真っ青。
右手に見えるのが東筋村の旗頭です。鮮やかですね。
朝漕いに向かう宮里村、仲本村の漕ぎ手、ウーニーなど。
船漕ぎ勝負は午前と午後に分かれています。午前中は宮里vs仲本、
午後は東筋vs保里。今年は保里村は出ず、東筋vs公民館の勝負と
なりました。元々は農作物の作付面積を競う勝負だったのが、決着が
つかないために海に出て、船漕ぎ勝負に持ち込まれたのが始まりらしい。
遠くて分かりづらいのですが、櫂を立てて御嶽に敬意を表しています。
船に乗り込む人の役割も様々ですが、中でも花形と言えるのが
足の速い若者から選ばれるウーニ(ウーニー)と呼ばれる走り手です。
サーシキトゥラシプス(杯取らし人)から激励を受けた後、浜を一気に
駆け下り、それぞれの船に飛び乗ります。取るものを取ってターンした後、
今度は船から飛び降りて浜を駆け上がる。素足に草鞋ばきで…。痛そう。
杯取らし人のおじぃから激励の言葉(方言100%)と杯を受けるウーニー
ウーニーが駆け出し、宮里村と仲本村の勝負が始まりました。
浜で応援する女性たち。仲本のウーニーが戻って来ます。
午前の勝負は仲本の勝利。競争を終え、船を下りて戻る人々。
この後、村の旗頭を囲んで豊年ジラバを歌いながらマキブドゥン
(巻き踊り)。神ツカサや女性たちも旗頭を囲み、優雅に踊ります。
今日が日ば黄金日ば アシタリ 元ばしよ
来年世の来夏世ば アシタリ 願よらよ
※台風もあったので、豊年祭の写真をアップするのが遅くなりました。
次回は午後の船漕ぎ勝負(東筋vs公民館)と最後のユー揚げの場面を。