乳がん治療記録
乳がんの術前化学療法 EC療法まとめ(私の場合)
梅雨が明けて、本格的に猛暑。
乳がんと診断され、腫瘍の大きさ、数、リンパ節への転移状況などから
「術前化学療法」を受けています。参考;術前化学療法(補助療法)とは
最初に受けた化学療法のひとつ、EC療法が終わりましたので
どんな副作用が出たかを記録しておきます。副作用の出方には
個人差があり、体質なども関わってきますので、全員が同じような
症状に陥るわけではないことをご理解ください。
2014年5月から抗がん剤EC(エピルビシン&シクロホスファミド)を
用いた化学療法、3週ごと計4クール。(点滴後、平均21日間休薬し、
次の投与までに体力や白血球などの回復を目指す)
主な副作用(私の場合)
吐き気・嘔吐を繰り返す(投与した日と翌日ぐらいまで)
→全く飲食ができず薬も飲めなくなるので、4回とも数日間の入院となる。
この副作用が一番つらかったです。しかし、今は良い吐き気止めの薬が
出ており、たいていの方にはよく効くので、安心して治療を受けてください。
食欲減退・胃のムカつき(吐き気に伴うもの)
→「つわり」のような症状です。私は3~4日でおさまりました。
脱毛(髪が抜け落ち、脇や手足のムダ毛が生えない)
→初回の投与から11日目ぐらいに、ごっそり抜け始めました。
髪の毛はまだらに残っていますが、ウィッグなしでは外出不可能。
また、多くの女性が「ムダ毛」として処理する部分(脇、脚など)は
今のところ、まだほとんど生えてきません。ラクです(´▽`*)
ちなみに、ECでは、まゆ毛とまつ毛は抜けずに残りました。
便秘(制吐剤、絶食、入院などの影響もあります)
→嘔吐が始まると絶飲食状態になるので、腸の動きもストップ?
入院中は、便秘になりました。便を柔らかくするお薬を飲んで対処。
むくみ・爪の変色(なぜか両手の親指だけ変色)・関節の黒ずみ
→むくみは、単に抗がん剤だけの影響とは言えないかも…。
膝、くるぶしなど床と接することが多い関節の部分が黒ずむ。
だるさ、リンパ腺の腫れ?喉の痛みなど
→これは、投与後5~6日たってから地味に出てきます。
ちょっと熱っぽいような、リンパ腺が腫れているような状態で
おそらく「骨髄抑制」に伴うものではないかと思います。
感染症には注意しなければなりません。人ごみに出て行かない、
手洗い、うがいをこまめにする、食事と睡眠をしっかりとるように
心掛けていました。私は、高熱が出ることはありませんでした。
白血球減少や心臓への負担など、自覚しにくい副作用については
今のところ深刻な影響は無いようです。血液検査は毎回合格でした。
その他
閉経前の女性の場合、抗がん剤治療を受けると月経が止まることが
あります。EC療法では無月経になる女性が多いと聞いていましたが、
ただの一度も止まることがなく、毎月来ていました。「若いんだろうね」
とのことでした…。私の乳がんは、女性ホルモンの影響をある程度
受けるタイプなので、止まった方が良かったと思うんだけど、どうなんだろ。
以上、主な副作用をまとめてみました。
こうして見ると、激しい副作用は投与日とその翌日から翌々日ぐらいまでで、
あとはもう、徐々に体が回復していくのが分かるので、気持ちも楽になります。
良かったことは
味覚異常・口内炎の副作用が出なかったこと。これは助かりました。
投与日と、その翌日ぐらいはさすがに「口の中が気持ち悪い」状態で
舌も真っ白になりますが、うがいを繰り返し、食事を摂るようになると
舌の色も良くなってきて、退院後は料理もでき、おいしく食べられました。
乳がんの化学療法について分かりやすくまとめてあるページをご紹介します。
「乳がんのここカラダ」より
乳がんに役立つコラム 補助療法の選択「化学療法」
↑のページにも書かれていますが、私は脇のリンパ節に転移があるので
EC療法で終わりではなく、8月からタキサン系の薬剤を4クールやります。
不安もあるけど、がんばって乗り越えていきたいです。応援お願いします。
ランキングに参加しています。30位ぐらい?
高齢出産のママたちのブログはこちらです。