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乳がん治療記録

CVポートを抜いてもらいました。

CVポートを抜いてもらいました。
Photo taken by tachimachu,aka aimori.
Location Andy & William's Botanic Garden

乳がんの化学療法で使っていたCVポートの抜去処置を受けてきました。
CVポートって何?という方はコチラをご覧ください⇒化学療法サポート

かかりつけの病院の外科外来の処置室。ごく簡易的な設備で、
ちょっとした傷を縫うぐらいならできるという程度の部屋です。
事実、本来なら15分程度で終わる簡単な処置なのだそうです。

ところが、わたくし、この処置室の堅い診察台の上に
1時間以上も横たわる羽目になったのです。なぜかというと、
セプタムという針を刺す部分は簡単に取れたらしいのですが、
血管に通していたカテーテルの一部分が、体の組織にガッチリ
食い込んでいて、それを剥がすのが物凄く大変だったそうで。

ドクター1人の手では足りず、応援の先生まで呼ばれる始末。
その間、局所麻酔ですから、先生たちの困惑と奮闘ぶりがハッキリと
音声として聞こえてきて、正直、精神的にかなり不安で、辛かったです。
耳元ではハサミの音。ジョキジョキジョキ…どこをどう切っているのか
見たかったけど、顔の上に布を被せられていたので見えませんでした。

時間もかかったので、麻酔を何回足したか分かりません。
いっそのこと、入院になってもいいから眠らせてくれ!とまで思いました。
しかも、すぐ終わると思っていたので直前に用を足していなかったので、
後半はもう、尿意との闘いでもありました。(終わった後、トイレに直行)

先生たちの奮闘のおかげで、ようやく取れたと見せてもらった時には
ホッとしました。「では、これから傷口を縫い合わせていきますね。」
心の中で「早く終わらせてね、トイレ行きたいから」と思いつつ、気持ちを
紛らわせるためにふと横に目を向けると、顔に被せられていた布がずれて
診察台の横にある薬品棚が見えました。その棚の扉のガラスに、傷を縫う
先生の姿がくっきり映っていたので、最後は自分の体が縫われていくのを
見ながら、へぇ、お裁縫みたいだなぁ。ふぅん、そうやって縫うのか…と思う
余裕もありました。先生、看護師さん、お疲れさまでした。ありがとうございます。

通常より手間もかかり、確実に剥がすために傷口も広げたので
傷の回復にはちょっと時間がかかりそうです。というのも、術後の
傷口からの出血が、翌日の夜まで止まらなかったので。病院で付けて
もらった保護パッドとガーゼは出血で使い物にならなくなり、自前の
パッドを使っています。家でも自分で圧迫止血を試み、やたらと消毒は
せず、キズパワーパッドのような防水タイプの保護パッドを使ってます。

現在、傷の周りがパッドかぶれと青なじみですごいことになってますが
(皮膚が弱いんです…。パッドとかテープで、よくかぶれます)
出血は止まっています。多少の痛みはありますが、明日から仕事にも
行く予定です。念のためにと、公休日も含めて6日間ほど休みをもらって
おいて、良かったと思います。6月の半ば過ぎから、また忙しくなると思う
ので、その前に傷が落ち着いてくれたらいいな。とりあえず、今のところ
経過は順調です。もう二度と、ポートを入れずに済むことを願っています。

それでは、また次の更新まで皆様お元気で。
 



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