乳がん治療記録
ゾラデックスの注射が始まりました。
Photo taken by @tachimachu / aimori
2016 権現堂(埼玉県幸手市)にて6月初旬撮影。
2016年6月。乳がんの確定診断、術前化学療法、手術、そして
術後の放射線治療などでお世話になった病院での定期的な通院を
いったん卒業することになりました。元々、主治医として診てくれていた
ドクターは、その病院には週に一回しかいらっしゃらないのです。
なので、7月からは、ドクターが普段「乳腺外来」の専属ドクターとして
勤めている、町のクリニックに私も「異動」となりました。
町のクリニックの方が、大きな病院に比べれば空いているし
(それでも乳腺外来は混んでいますが)、気持ち的にも、何というか
「命にかかわる」ような事態から抜け出せたような、前向きな気分に。
術後に服用していたTS-1という経口の抗がん剤は、もうとっくに
終了していて、今度は抗エストロゲン薬のタモキシフェンに加えて、
閉経前乳がんのホルモン療法で使われる「ゾラデックス」という注射を
使うことになりました。(私の乳がんはエストロゲンという女性ホルモンを
エサに増殖するタイプなので、このエストロゲンを少なくするお薬を使う)
つまり、簡単に言うと「薬を使って女性ホルモンを減らし、卵巣機能を抑える」
というわけです。まだ更年期には早いのですが、人工的に更年期状態に。
私、結婚してから8年間も子宝に恵まれず、子供がほしくて婦人科に通い
排卵を誘発する注射を使っていたこともあるのです。あの時とは真逆の治療。
何という皮肉な運命でしょうか。二人のかわいい子宝には恵まれましたが、
まさかこんなことになるなんて。でも、自分が選択したことですし、これが私の
人生なのでしょう。子供たちを育てていくためにも、前に進むしかありません。
今は仕事もしているので、できれば3か月に一回ぐらいのペースでの通院が
望ましいのですが、ゾラデックスの場合は月イチで通院しなくちゃなりません。
でもまぁ、ドクターに月イチでお会いして体調の相談もできると考えればいいし。
6月は梅雨入りしたこともあるのか、どうも体調が思わしくなくて、何週間も
めまいが続いたり、頭痛がしたり、本当に気分も暗くなりがちでした。なんで
こんなことになるのだろうと落ち込んでいたら、まさかの月経再来。ビックり。
そんなわけで、ゾラデックスもさっそくブチューと注入してもらいました。
(お腹に注射します。脂肪が豊富にあるせいか、全然痛くなかった)
今後どのような副作用が出てくるか、まだわかりませんが
何か変わったことがあれば、またこちらでもご報告しますね。
ちなみに、タモキシフェン、ゾラデックス以外では「桂枝茯苓丸エキス」
というツムラの漢方薬と、胃薬も処方してもらって飲んでいます。
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