がんになって思ったこと育児日記
病と向き合うのは私だけじゃない
3歳4ヶ月の長女は神経質で臆病なところがありますが
とても家族思いで、柔和な優しさを持っています。
私の病気(乳がん)に対しても敏感に反応しています。
理解できそうな範囲で説明はしてありますが
お母さん、病気治った?
お母さん、髪生えてきた?
お母さん、ここに何か入ってる?
(鎖骨下に埋めてある点滴用のポートのこと)
何度も確かめるように聞いてきます。ほぼ毎日。
病気治った?という問いかけに答える時が一番難しいです。
お母さんの病気が簡単には治らないという現実は
3歳の子には理解しがたいものがあるでしょう。
小さな心は不安でいっぱいかもしれません。
坊が眠った後、抱っこや添い寝でスキンシップ。
(坊が起きていると、どうしてもお姉ちゃんは我慢になる)
その時は、赤ちゃんに戻ったような顔をします。
退院して数日後の朝、
娘を前に座らせて髪を結ってあげてる時に
彼女は小さな手を私の膝にポンと乗せて
「お母さん、おうちに帰ってこられて良かったね」と言いました。
いつの間に、人を思いやる気持ちが育っていて
娘の優しさに、不覚にも泣きそうになってしまった^^;
自分の母親が生きていた頃をふと思い出しました。
母はがんになる前から内臓が弱かったようで
胃が痛いと言って、人知れず寝込むこともありました。
そんな時はとても心配で、不安になったのを覚えています。
お腹を押さえて横になっている母の姿を覗き見して
そーっと自分の部屋に戻り、何かに向かって祈りました。
ああいう時は、子供でも神頼みをしたくなるものです。
しばらくして、ウソのようにケロリとした顔で
楽になった様子で寝室から出て来た時は、ホッとしました。
子供には、病む姿をできるだけ見せたくないのが親心。
でも、見た目が変化したり入退院を繰り返すようでは
あまりごまかしも効かないし、隠し通せなくなります。
私にとって病は大きな試練ですが、娘にもそれは同じ。
共に支え合って、乗り越えていきたい。
末期のがんで亡くなった母親のことは、
病状の進行や最期を看取った時のことなど
思い出して書けるようであれば、また別の機会に。
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