ヨンナパリ

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がんになって思ったこと乳がん治療記録


十月から十一月にかけて咲く冬の桜。
ぐんまフラワーパークにて撮影。

乳がんの手術から丸2年が経過しました。
長いようで、あっと言う間の2年間。
手術室に入った時の不安と緊張感、
そして術後の痛みは今も忘れられません。

主治医からは再発のリスクが高いと
ハッキリ言われてますが、会うたびに
色々と励ましてくれます。

主治医だけではありません。
家族、友人、SNSを通じて出会った皆さん
日々、私の健康を気遣ってくれて
本当にありがたいです。感謝。

治療の経過としては、
術後の抗がん剤(補助治療)は今年の初めに
終わっていて、CVポートも抜いており、
現在は1ヶ月に1回の通院でホルモン療法に
移行しています。(4週ごとの注射と、毎日の服薬)

次回の治療(12月)からは、3ヶ月に1回の注射
(リュープリン)に変わる予定です。
経済的にも、少しはラクになるかな…。

4週に一度のゾラデックス、最初は
別に何ともなかったんですけど、
季節の変わり目のせいもあったのか
9月は本当に体調が悪くて大変でした。

体を強引に更年期の状態にしているのだから
あちこちに不調が出るのは仕方ないこと…
とは分かっていても、
ゲェゲェ吐いたり、頭痛に苦しんだりすると
つらかった抗がん剤治療まで思い出して
精神的にも落ち込んでしまうことがありました。

仕事も休んでしまうことがあり、
周囲の皆さんには申し訳ないです。

10月後半あたりから、徐々にマシになり
今は何とか、いい体調をキープしてます。
(突然来るホットフラッシュには参ってしまうけど)
漢方薬(桂枝茯苓丸)も処方されていて、
気休め程度に飲んでます。
あとは、DHAとEPAのサプリメント。

生野菜ジュースとか、玄米食とか
そういうのは、特にやってません。

仕事は、繁忙期を過ぎたら少し時間を減らして、
出来るだけ無理のない働き方をしたいです。

近況はこんなところかな。

来年4月には長女が小学校に上がります。
子育ても、子供たちの成長と共に
違う悩みやイライラが出てきて…。
なぜ、同じことを何度注意しても
また繰り返すのか…とかね。疲れます。

自分の好きなこと、夢中になれる時間を
大切にしながら、乗り越えていきましょー。

それでは、また次の更新で。

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がんになって思ったこと乳がん治療記録


photo taken by @tachimachu / aimori

こんばんは。約2ヶ月ぶりの更新です。
近況ですが、夏風邪を引いて寝込んだり
胃の調子がいまいちだったりしますが、
乳がんの術後の経過については概ね順調です。

現在は、前回の記事でも書きましたが
ホルモン療法に移行していて、毎日朝晩
1錠ずつタモキシフェンという薬を飲み、
4週に1回、ゾラデックスという注射を打ちに
乳腺外来があるクリニックに通っています。
今日がその通院日で、ゾラデックスは3回目でした。
お腹に打つのですが、痛い注射だと言われているらしく
「痛いでしょ、ゴメンね」と先生に毎回言われるのですが、
痛くないです(笑)
お腹の肉布団が分厚いせいでしょうか?
もちろん、チクッという痛みはありますが
そんな身構えるほどの痛さではないです。

仕事は、去年の暮れからずっと同じ所で
パートとして働いています。
ゾラデックス、毎月1万ちょっと飛ぶので。
飲み薬代と注射代ぐらいは、頑張って稼がないと。
もちろん、無理はいけません。
できる範囲での勤務を続けています。

体重に関しては、術後マイナス6〜7キロと
まぁ本当に少しずつですが、減りましたね。
薬の影響もあって中性脂肪の値が高くなりがちなので
食生活に気をつけて、運動もしないとですね。

ところで、芸能人のがん報道が続いていますが
最近の報道でやはりショックだったのは、
小林麻央さんの乳がんです。
姉の麻耶さんが休業状態になってしまったのも、
このことが影響していたのですね。

麻央さんは私より年下ですが、
2人のお子さんはうちの子供たちとほぼ同じぐらい。
(我が家の子供たちは、2011年2月生まれの女の子と、
2012年12月生まれの男の子です。)

私の場合は、下の子が1歳になって数ヶ月でまだ母乳を飲んでいたので、
一応 授乳期の乳がんということになります。
麻央さんも、最近開設されたブログを読むと、 授乳期にしこりがあったようです。

私は乳腺炎になったことがなく、
上の子の時には無かったしこりを
下の子の時に感じた時、何だか嫌な予感がしたのです。
母乳か詰まってるんじゃないの?と言われて、
そうかな…とも思いましたが
元々、左の胸は右ほど母乳の出が良くなく、
絞ると血が混じることもありました。

そうこうしているうちに、
息子が左の乳房からは母乳を飲まなくなりました。
味が微妙に変わったのでしょうか。
母乳の詰まりなら吸ってもらわないと!と思い、
なるべく左側を飲ませるように仕向けましたが、
顔を背けて嫌がるのです。

''一度 検査を受けてみよう''と、乳腺外来に電話を入れるきっかけは、
息子が与えてくれたようなものです。
息子がいつもと変わらず母乳を飲んでいたら、
乳腺外来には、すぐには行かなかったかもしれません。

麻央さんも、お子さんが小さいので
本当に大変だったと思います。
今現在も抗がん剤治療をされているようなので、
体力的にもキツいはずです。
乳がんであると確定診断を受けてから手術はされていないようで、
(※その後の更新で、局所コントロールのための
手術を受けたとおっしゃっていました。)
ブログには、癌の痛みが限界に達して
痛み止めの薬を服用したと記述があり、
麻央さんの癌のステージは大体想像がつきました。

ガマンしてガマンして、ようやく痛み止めを飲んだ後、
薬が効き始めて痛みが和らぎ出した時の解放感が忘れられない、と。
''許されていく感じ''がしたそうです。読んで泣きました。
麻央さんは、何か悪いことをしたから乳がんになったわけではないし、
がんは刑罰でも何でもないのに、自分に対してあまりにも可哀想だったと。
そこまで耐えていたんだ…と思うと、読んでいて涙が自然に溢れました。

まだ具体的な症状などが書かれていないので、
どこか痛むのかは分かりませんが
もう必要のない我慢はしなくていいし、
発信したい、伝えたい思いがあるなら是非、
無理のない範囲でブログを続けてもらいたいなと思いました。

ちなみに、麻央さんのご主人は
歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵さん。
じつは海老蔵さん、私の弟と同じ高校に通っていました。
同じクラスではなかったそうで、話したことはないそうですが
舞台を見にいらっしゃいますか…的なご案内はあったようです
(行かなかったみたいですが)。
もったいないなー!私が同級生だったら喜んで見に行ったのに。
(当時、ちょっと歌舞伎にハマってました)

小林麻央さんと結婚したと聞いた時は、
何だか意外な感じもしましたが、
2人の可愛いお子さんにも恵まれ、跡取りとなる男の子もいて、
今は本当に、子煩悩な愛妻家という感じですね。

話が逸れてしまいました。
乳がんの話題に戻りましょう。

子供がまだ小さいのに乳がんになってしまった…というママは決して少なくありません。
20代でも、30代でも、乳がんの場合は「若いから平気だよ!」ということはありません。
(どんな癌でもそうですけど)。

母乳をあげていれば乳がんにならないというのも、迷信みたいなものです。
少しでも''おかしい''と感じたら、迷わず乳腺外来を受診するぐらいの気持ちで、
若いママたちにも日頃から気をつけてもらいたいなぁと、経験者からのお節介ですが
これからも私はしつこく、「気をつけて!」というメッセージを発信していきます。

たまーにしか更新しないのに
読みに来てくださる方、ありがとうございます。
また、乳がんのことで検索して来られた方も
読んでくださって、ありがとうございます。

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乳がん治療記録


Photo taken by @tachimachu / aimori
2016 権現堂(埼玉県幸手市)にて6月初旬撮影。

2016年6月。乳がんの確定診断、術前化学療法、手術、そして
術後の放射線治療などでお世話になった病院での定期的な通院を
いったん卒業することになりました。元々、主治医として診てくれていた
ドクターは、その病院には週に一回しかいらっしゃらないのです。
なので、7月からは、ドクターが普段「乳腺外来」の専属ドクターとして
勤めている、町のクリニックに私も「異動」となりました。

町のクリニックの方が、大きな病院に比べれば空いているし
(それでも乳腺外来は混んでいますが)、気持ち的にも、何というか
「命にかかわる」ような事態から抜け出せたような、前向きな気分に。

術後に服用していたTS-1という経口の抗がん剤は、もうとっくに
終了していて、今度は抗エストロゲン薬のタモキシフェンに加えて、
閉経前乳がんのホルモン療法で使われる「ゾラデックス」という注射を
使うことになりました。(私の乳がんはエストロゲンという女性ホルモンを
エサに増殖するタイプなので、このエストロゲンを少なくするお薬を使う)

つまり、簡単に言うと「薬を使って女性ホルモンを減らし、卵巣機能を抑える」
というわけです。まだ更年期には早いのですが、人工的に更年期状態に。

私、結婚してから8年間も子宝に恵まれず、子供がほしくて婦人科に通い
排卵を誘発する注射を使っていたこともあるのです。あの時とは真逆の治療。
何という皮肉な運命でしょうか。二人のかわいい子宝には恵まれましたが、
まさかこんなことになるなんて。でも、自分が選択したことですし、これが私の
人生なのでしょう。子供たちを育てていくためにも、前に進むしかありません。

今は仕事もしているので、できれば3か月に一回ぐらいのペースでの通院が
望ましいのですが、ゾラデックスの場合は月イチで通院しなくちゃなりません。
でもまぁ、ドクターに月イチでお会いして体調の相談もできると考えればいいし。

6月は梅雨入りしたこともあるのか、どうも体調が思わしくなくて、何週間も
めまいが続いたり、頭痛がしたり、本当に気分も暗くなりがちでした。なんで
こんなことになるのだろうと落ち込んでいたら、まさかの月経再来。ビックり。
そんなわけで、ゾラデックスもさっそくブチューと注入してもらいました。
(お腹に注射します。脂肪が豊富にあるせいか、全然痛くなかった)

今後どのような副作用が出てくるか、まだわかりませんが
何か変わったことがあれば、またこちらでもご報告しますね。
ちなみに、タモキシフェン、ゾラデックス以外では「桂枝茯苓丸エキス」
というツムラの漢方薬と、胃薬も処方してもらって飲んでいます。

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乳がん治療記録


Photo taken by tachimachu,aka aimori.
Location Andy & William's Botanic Garden

乳がんの化学療法で使っていたCVポートの抜去処置を受けてきました。
CVポートって何?という方はコチラをご覧ください⇒化学療法サポート

かかりつけの病院の外科外来の処置室。ごく簡易的な設備で、
ちょっとした傷を縫うぐらいならできるという程度の部屋です。
事実、本来なら15分程度で終わる簡単な処置なのだそうです。

ところが、わたくし、この処置室の堅い診察台の上に
1時間以上も横たわる羽目になったのです。なぜかというと、
セプタムという針を刺す部分は簡単に取れたらしいのですが、
血管に通していたカテーテルの一部分が、体の組織にガッチリ
食い込んでいて、それを剥がすのが物凄く大変だったそうで。

ドクター1人の手では足りず、応援の先生まで呼ばれる始末。
その間、局所麻酔ですから、先生たちの困惑と奮闘ぶりがハッキリと
音声として聞こえてきて、正直、精神的にかなり不安で、辛かったです。
耳元ではハサミの音。ジョキジョキジョキ…どこをどう切っているのか
見たかったけど、顔の上に布を被せられていたので見えませんでした。

時間もかかったので、麻酔を何回足したか分かりません。
いっそのこと、入院になってもいいから眠らせてくれ!とまで思いました。
しかも、すぐ終わると思っていたので直前に用を足していなかったので、
後半はもう、尿意との闘いでもありました。(終わった後、トイレに直行)

先生たちの奮闘のおかげで、ようやく取れたと見せてもらった時には
ホッとしました。「では、これから傷口を縫い合わせていきますね。」
心の中で「早く終わらせてね、トイレ行きたいから」と思いつつ、気持ちを
紛らわせるためにふと横に目を向けると、顔に被せられていた布がずれて
診察台の横にある薬品棚が見えました。その棚の扉のガラスに、傷を縫う
先生の姿がくっきり映っていたので、最後は自分の体が縫われていくのを
見ながら、へぇ、お裁縫みたいだなぁ。ふぅん、そうやって縫うのか…と思う
余裕もありました。先生、看護師さん、お疲れさまでした。ありがとうございます。

通常より手間もかかり、確実に剥がすために傷口も広げたので
傷の回復にはちょっと時間がかかりそうです。というのも、術後の
傷口からの出血が、翌日の夜まで止まらなかったので。病院で付けて
もらった保護パッドとガーゼは出血で使い物にならなくなり、自前の
パッドを使っています。家でも自分で圧迫止血を試み、やたらと消毒は
せず、キズパワーパッドのような防水タイプの保護パッドを使ってます。

現在、傷の周りがパッドかぶれと青なじみですごいことになってますが
(皮膚が弱いんです…。パッドとかテープで、よくかぶれます)
出血は止まっています。多少の痛みはありますが、明日から仕事にも
行く予定です。念のためにと、公休日も含めて6日間ほど休みをもらって
おいて、良かったと思います。6月の半ば過ぎから、また忙しくなると思う
ので、その前に傷が落ち着いてくれたらいいな。とりあえず、今のところ
経過は順調です。もう二度と、ポートを入れずに済むことを願っています。

それでは、また次の更新まで皆様お元気で。
 

がんになって思ったこと乳がん治療記録

 キッザニア東京にて。
久しぶりに東京の実家に帰り、キッザニアに行きました。
(子供たちがお仕事体験をする屋内テーマパークです)

お久しぶりです。ゴールデンウイーク中は、4/29から5/1まで
3日間だけでしたが、お休みをいただき、実家に帰りました。
父の誕生日も祝うことができ、子供たちも楽しく遊んで、また
思い出が増えました。いま、上の子は熱を出して寝込んでますが…。

さて、乳がんの経過ですが術後2年目となり、今のところ転移や
再発も見られず、経口抗がん剤のTS-1も先月末で終了しました。
現在は、タモキシフェンのみの服用となっております。
(今後、卵巣機能を抑えるゾラデックスとの併用を予定しています)

2014年、術前化学療法の前に入れたCVポート(中心静脈カテーテル)。
CVポートとは何か、詳しくはコチラをご覧ください⇒ 化学療法サポート

化学療法、術後の点滴で大活躍してくれたポートちゃんですが、
約2年間、ほとんど使うことなく、最後に使ったのは今年2月に
インフルエンザに感染して、点滴を受けた時。使用していなくても
定期的にフラッシュ(生理食塩水を注入して、詰まりを防ぐ)をする
ために3~4週に一回は通院しなければなりません。

主治医とも相談のうえ、今のところは経過が順調なので
ポートを抜去する日帰り手術を受けることにしました。
私の場合、ポートを入れたことで感染症や炎症が起きたことも
なく、本当に便利だったので、抜いてしまうのはもったいない気も
するのですが、長い治療のひとつの「区切り」として、ポートに
サヨナラすることにしました。今まで本当にありがとうと言いたい。

もし再発して、また化学療法を受けることになったら?
その時はその時。またポートを入れればいいじゃない、と主治医。
ポートを抜去することで、見た目にはもうがんを患っていたことが
分からなくなります。フラッシュのために3週に一回だった通院も、
数ヶ月に一回になるでしょう。手術は来週の予定です。ドキドキ。

そして、この手術のためにパートの仕事も数日間お休みを頂ける
ことになり、いい機会なので、同じ部門で働く数人の方には、私が
乳がんの術後治療を受けていることをカムアウトしました。

「私、乳がんで…」という話は、簡単にできるようでいて、なかなか
人には言いづらいものです。一緒に働いている人には特に。
診断を受けたばかりの頃、SNSで友人に公表した時に、ほとんどの
人は温かい言葉で励ましてくれましたが、ちょっと傷つくようなことを
言われたりもしたので…。言った方は覚えちゃいないでしょうけど。
がんになった原因みたいなことを追及されて、当時の私は告知を
受けたばかりでしたから、そんなこと言われても…という感じでした。

変なことを言ってくる人とは付き合わなければいいのですが、
同じ職場の人となると、週に数回は必ず顔を合わせるし
長い時間を共にするわけですから、気まずくなるのは避けたい。
職場の人たちも、なんとなく、「この人は何か病気があって通院を
している」というのは知っていたんですけど、それが「乳がん」だと
自分から言えるまでには、半年近くかかりました。

結果、言ってよかったなと思います。もちろん、すごくビックリされましたが
(私よりも年上の方が多いので。自分より若い子が…と思うと、ね)
「その若さで(といってもアラフォー)そんなつらい思いをしてきたのね」とか
「よく頑張って乗り越えたね」と言ってもらえて、正直ホッとしました。
必要以上に同情されたり、踏み込まれることもなく、皆さんの大人としての
気づかいには本当に感謝しています。私も見習わなくちゃ。いい方たちに
出会えて良かったです。仕事や病気以外の話も気兼ねなくできるし。

それでは、また次の更新までごきげんよう。
暑かったり肌寒かったりで、体調を崩しやすい時期なので、お互いに気をつけましょう。

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